Light Piller

YouRuMaru Exhibition, S BRICK, Awaji Iland, Japan,2024

古来より日本人の中に宿る

微細な「気配」や「繋がり」を感じる感性

どの瞬間も美しいと包んでくれるような寛容さ

淡路島の暮らしの中で掘り起こされた

感覚と景色を込めた作品群

————————————————————

淡路島の空に稀に現れる光の柱

光柱（こうちゅう）を模した作品『Light Piller』

大気光学現象の一種で特定の条件下のみ

見ることができる神秘的な現象だ

漁船の灯りや街の明かりが反射して出現する

幻想的な風景の裏に人の営みがあり

大自然を目の前にした時に感じるものとは

異なる美しさがそこにはある

良くも悪くも人間は

人の気配や知性の介入のない

より直感的で普遍的な美しさに

惹かれ評価する傾向がある

『調和のないものから調和は生まれる』

異なる美しさの価値を認め共存させ

ただ静かに繋がりを感じ味わうことのできる

そんな穏やかで美しい世界を望んでいる

アナザーストーリー/ Derivation

イザナギとイザナミが天から海原に降ろした天沼矛（あめのぬぼこ）で

「こをろこをろ」とかき回してできた淡路島。混沌からさまざまなものが

生まれていく様を絶え間ない七色の光の瞬きになぞらえる。

主催 : 洲本市商工観光課

Produce : 株式会社シマトワークス、淡路島アートセンター